「…リ…様、ジェニカは必ず戻ります。 ですから、それまで… …勉強をサボられていたら、 許しませんからね」 |
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水のクリスタル担当。 20代後半から40代後半まで、見ようによっては何歳にでも見えるミス・ワンダー。 容赦ない性格で、他の誰も彼女には頭が上がらない。パーティの実質的リーダー。 常に淡々としていて表情も変わらないが、色々と思いは深いらしい。基本的に美人ではあるものの、その自己にも他人にも厳しい(すぎる)性格と根本的な男性蔑視思考(『男なんて頼りないもの、フンッ』)のため近寄る男性はほぼ皆無。どこかの王宮?に勤めているらしく教養・品性・礼儀は完璧。加えて身体能力も意外に良く、ハンマーを振り回して積極的に敵を倒しに突っ走る姿はただの回復役とは思わせない力強さに溢れている。 育てている子供を守るため、だとかで自分の素性についてはほとんど語ろうとしないが、ぽつぽつ語られた話を総合すると「自分がお育てしているのは世界でただ一人敬愛するに足る、世界一優れた男性のお子」であり、ただし「そのお子の母親は自分ではなく」「その方最愛の女性」であり、しかし「素晴らしいお二方のお子をお育てできることはこの身に与えられた最後にして最大の栄誉だ」と本気で信じており、一日も早くその子の教育のため、元の世界に戻りたい……ということらしい。本人にとっては至ってシンプルな話なのだが、事情のわからない仲間たちは「よくわからないけどなんだか複雑な人生を送っている人らしい」と早合点してその辺りの話には触れないよう、最大限の(無駄な)注意を日々払って過ごしている。 魔法については「一般教養の範囲で習得しております(本人談)」とのことで、真っ先に志願して自ら白魔術師役を買って出た。実は黒魔法も使えるので赤魔術師も行けるはずなのだが、攻・守とも魔法を任されるのは精神的に負担が大きい+なんとなくわざわざ言うのも面倒ですわね、ということで黙っている。結構なしたたかさんでもある。 |